貸金返還請求
●闇金は非合法である
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さて、そんな闇金にはまってしまった場合はどう脱出するか、です。
まず、闇金がやっている事は「非合法」であるという事を、強く認識する事です。闇金は法を犯しています。
それも「出資法」という法律違反をしているのす。
3年未満の懲役刑か、300万円以下の罰金刑の刑事事件です。
それは、年率約30%を超える利息を取ると適用されます。闇金が法を犯しているのならば、その法を適用して頂けば良いのである、と考えたいのだが、現実にはそうもいかない所があって、これが実に難しいのです。
正攻法は、今までの借入を「利息制限法」で計算し直して、正しい残債を確定する事です。この利息制限法には解説がいるでしょう。日本の利息に関する法律は二つあります。ダブルスタンダードなどと言われていますが、100万円以上の借入は「利息制限法」では年率15%までしかとってはいけないとされています。
しかしこの法律には罰則規定がありません。
一方「出資法」では年率30%以上は刑事罰が待っています。その間、すなわち15%〜30%までの間が、グレーゾーンなのです。民事上はこの間の利息は元金の返済に充当されると考えられるのですが、当事者が訴えない限り有効になってしまいます。
この法律は、誰が考えてもおかしいのですが、まかり通っているのが現状なのです。ちなみに、「クレジットカード」や「サラ金」や「商工ローン」は、このグレーゾーンで商売しているのです。国もそれを承知で課税して税収を得ており、TV局や新聞社や雑誌社も、それを承知で広告収入を得ているのです。
これは、どう考えても、どこかおかしいです。この正攻法には、専門家が必要になる、と思って頂きたいです。専門家さえ雇えば、確実に利息制限法の範囲しか返済義務はなくなります。
しかし、ここで、問題が二つ出てきます。差し入れてある「約束手形」と「連帯保証人」です。


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