信用を失う前に自己破産!
 
■明るい自己破産計画の全貌大公開


●借金の重みと言うよりも利息の重圧


●はじめに

マスコミなどによって「自己破産」と言うものがあることはよくしられています。
しかし、実際の自己破産については、ほとんど知られていないように思われます。大体、自己破産しようとする人のほとんどは、まさか自分が破産する羽目になるとは思っていなかったと言うの実状でしょう。よく「借りたものは返すべきだ。」とか「借金がチャラになるなんて、どう考えてもおかしい」などと言う人がいます。だが、何故自己破産という法的な手続きをしなければならないのかを、少しばかり考えて欲しいです。自己破産しなければならないのは、実は借金の重みと言うよりも、利息の重圧からだと思います。
例えば、600万円の借金があったとします。毎月5万円、年間で60万円ずつ返していけたら、10年で返済できることになります。払い続けていればいつかは全額を返済できるとなれば、根気良く返していこうと言う気持ちも継続します。
借りている先が親戚や友人ならば、無利息にしてもらうことも不可能でなくなり、いつかは返せると言う希望も持てるでしょう。
しかし、普通に借金をした場合、利息というものが発生する。クレジット会社や消費者金融の場合、少ない所でも20~25%の利息を取ります。600万円の借金では5万円どころか、毎月の利息だけでも10万円を超えてしまいます。
これでは年間100万円以上払っていても金利の返済だけでも永久に借金はなくなりません。
これが「返済不能」の実態なのです。以下は実際にあった自己破産の例を用いて説明していきます。

● お金に困ったことがない人には借金のことなどわからない!?


最近の金融業者は、返済が数日遅れるくらいでは電話で女性オペレーターが「御返済が昨日まででしたので、ご連絡したしましたが」などと、明るい口調で告げるだけです。なかには3~4日の後れなら何の催促もしない業者さえあります。 自己破産するというと、よほど悲惨な状態になってから決意するものだと思われているようです。
たとえば、「返済が何週間も滞り、連日のように催促の電話が鳴りっぱなしで、さらに、取立てが頻繁に自宅までやってる・…」というような状況になった場合に、人は自己破産するものだと考えるのではないでしょうか。あるいは桁違いの借金、つまり個人なら1000万円以上といった、巨額の借入でないと自己破産できないと思っている人間も少なくありません。
きっと自己破産を考えている人などは友人や知人に相談されているでしょうが、自分が悩んでいる問題の答えを出してくれた人がいたでしょうか?
知人に弁護士・司法書士・行政書士その他がいたらそのような問題を解決してくれるのでしょうが、それほどまでにこういった専門家がいるとは限りません。
きっと友人クラスの解決案といえば、「親に頭下げて立替えてもらえば」とか冗談半分で「マグロ漁船に乗れば」とか「新薬の治験のバイトはどうだ」とかが関の山でしょう。これが素人療法の答えです。

● 自己破産決意!


まず断っておきますが、借金苦は病気と同じです。ひどくならないうちに病院で治療を受けるのが、最善の方法です。
ですので専門家事務所や弁護士会が主催する相談会(30分5000円位)や商工会議所の無料相談会等に出かけるのが手です。相談に出かけると破産の手続きについて簡単な説明を受け、申し立ての手順や、予約金などの費用や自己破産は自分1人でも出来ると言う点を教えてもらえます。
書類は裁判所で無料で配付しています。受け取った書類にもれなく記入し、自己破産(同時廃止)の場合の予約金2万円と、印紙などを添えて裁判所に提出すれば良いのです。印紙代などは7000円ほどなので、交通費を入れても3万円あれば自己破産は出来ます。
だが、雑誌などで「弁護士に頼むことが不可欠!」とか「自己破産には100万円は必要」などと平気で書かれています。いわゆる、「足元を見る」弁護士も存在するのです。
では実際にはどれくらいの費用が必要なのか?
まず、自分1人で全ての手続きをするなら、前述のように3万円あれば充分です。しかし、破産申立書を素人が上手くまとめるのは、そう簡単ではないでしょう。そのとき、手助けをしてくれるプロとして、弁護士の他に行政書士や司法書士と言った人達がいます。このような人達は全て法律の専門家だが、それぞれポジションが違います。
1. 行政書士…破産の場合はアドバイザーとして手を貸します。つまり、破産申し立て書を書くことは出来ませんが、記入に際しての助言や相談はします。費用は個人事務所によって違いますが、10万円は越えないでしょう。ちなみに当事務所の費用は8万円です。
2. 司法書士…こちらは相談や助言に加えて、本人に代わって申立書を作成することが許されています。費用は15万円程度が目安ではないでしょうか
3. 弁護士…本人に代わって裁判所への手続きや金融業者への対応などを、すべてやってくれます。費用は大体50万くらいでしょう(分割でも良い場合があります。)

● これだけはしてください。


1. 既存の銀行口座から現金を回収すること
2. この口座には現金が入金されないようにすること
3. 新しい口座を作りましょう。…給与などの振り込みはこちらの口座に変更する手続きを取ってください。

● 素朴な疑問!


Q:自己破産する間に支払期限の返済が来る場合はどうすれば良いのか?
A:支払わなくても結構です。その分を予約金にでもまわしてください。この時催促の電話があるでしょうから「自己破産することにしました。」と言えば良いのです。それでも闇金融の連中は取立てをやめない場合、専門家などに相談しましょう。

● 「破産申立書」の作成ポイント


まず自分の謝金の総額を調べましょう。借りている業者と借金の総額を確認することが、自己破産をスムーズに進める第一歩です。多くの多重債務者は、自分がどこの業者から、いくら借りているかが把握しきれていないのが現状です。それが、破産の作業を滞らせている原因になっているのだと思います。
自己破産でもっとも重要なのが破産申立書をいかにキチンと書けるかである。申立書は全部で23ページにも及びます。
それを、該当する項目全て埋めていくわけですから、結構面倒な作業なのですが、今までの借金を帳消しにする作業な訳ですからこの位は頑張って書き込まみましょう。

● 申立書を書く


いよいよ申立書の作成です。
ほとんどの項目は、面倒ですけどさほど難しい内容ではありません。ただ、「第5 破産申立てに至った事情(債務の発生と原因)」と言う項目です。ここからは、書類の整合性、つまりいかに筋道が通った辻褄の合った記述がが出来るかがポイントと言えます。
すなわち、最初に借金をした理由と、その後に借金が増えた理由が、客観的かつ常識的なものであれば良いのです。用紙には、「飲食・飲酒」「ギャンブル」「風俗関係」などの項目がいくつもあるが、こんな事をありのままに書いたりして良いのでしょうか。理由の付け方はいくらでもありますが、そもそも「これが原因」というような要因が、必ずありとは限りません。
大体は生活費や支払いの不足分をキャッシングしているうちに、いつのまにか借入金額が膨れ上がってしまった。という事が多いい事でしょう。
それでも借金が膨れ上がっていった、何か大きな原因があった方が良いです。これを何かは各自いろいろと考えなくてはなりません。
また「借金を全額は返済出来ないと思いはじめた時期」という項目もあります。これは直前がいいと思われます。
つまり、「もう駄目だと思ったので、破産申立てをしました。」という態度を見せた方が好ましいです。
それから、「今後の生活」の欄には、「今までの自分を反省し、しっかりとした計画を立てて…・・」と言った、決意表明のようなものを書いた方が良いでしょう。
最後に直近2ヶ月の生活費の明細、いわば家計簿のようなものを記入します。 最大のポイントは「どうして借金をしたのか」「何故借金が増えたのか」「何故収入が減ったのか」「どうして支払いが増えたのか」ということを、具体的に説明できるかどうかでしょう。

● 銀行は信用できない。


自己破産の手続きを進めていく上で、注意しなくてはならないことがいくつかあります。
破産申立て中の為銀行は口座をロックしてしまっています。その為給与がもし振り込まれてしまった時はもう引き出すことが出来なくなってしまいます。

● 裁判所のQ&A


裁判所に出向く日が決まったら「審尋」と言うものが待っています
「破産課」という受付に行き廊下で待ちます。
裁判所といっても別に法定で証言するわけではありません。ごく普通の会議室です。テーブルと椅子だけが置かれた殺風景な部屋です。そこで「どうして借金をしたのか」「何故借金が増えたのか」「何故収入が減ったのか」「どうして支払いが増えたのか」等が質問されます。
自己破産と免責の考え方は、あくまで再スタートを前提にしています。だから、お金がない、収入がないとばかりいっていいわけではありません。そこで、着実と収入が伸びてきていると言うような事を説明します。
このような事を説明し免責の為にもう一度裁判所にいきますが、自己破産の手続きはほぼ完了です。
あとは免責が決まるのを待つだけです。

● 自己破産はやってみないとわかりません。


多くの本には「自己破産には法的な力があるので、ヤクザといえども逆らえません。」などと書かれていますが、刑法で殺人や恐喝、暴行、傷害、などが禁止されていますが、そういう事をしないヤクザなどいるでしょうか?
なので、いわゆるブラック筋などから借金している場合は要注意です。
よって苦し紛れに怪しい業者から借金をする前に自己破産する方が安全なのです。